【粟国】台風6号の暴風により、JAおきなわ粟国支店製糖工場でトタン屋根の一部が飛ばされ、窓ガラスが割れる被害があったことが分かった。3日に工場長が出勤した際、割れた箇所から雨水が入って工場内の事務所が漏電しているのを発見し、9日に復旧した。県内各地で被害があり、業者の対応を順番待ちしているため、復旧工事の時期は未定。
工場の屋根には長さ50センチ、幅10センチほどの亀裂が入り、現在は応急処置としてシリコン剤でふさいでいる。ガラスが割れた窓にはベニヤ板をはめて対応している。
工場長は「早急に復旧してほしい」と話す。「台風でサトウキビの苗が被害を受け、夏の植え付けに影響が出る。来年の生産量が減る可能性が高く、とても不安だ」と話した。 (上江洲仁美)