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「はい、はい」と飛び上がり質問する子も! 海と恐竜の秘密に迫る OIST親子イベント


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子どもの質問に耳を傾けるローレン・サラーン博士(左)=7月22日、恩納村のOIST講堂

 【恩納】沖縄県内の小学3年生以上の子どもたちを対象にした夏休みのイベント「OIST 海の日イベント 海をテーマにしたサイエンストーク&親子映画会」(無料)が7月22日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)講堂で開催された。イベントには那覇海上保安部もブースを出して参加し、科学と海の安全を考えるイベントとなった。

 はじめに講演者でOISTの海洋研究者のローレン・サラーン博士が人間の祖先が生まれた海の深い秘密に迫り恐竜や古代の生き物について話し、続いて映画「ウオーキングwithダイナソー」の上映があった。内容は海洋科学者が数億年以上前にタイムスリップして危険を冒しながら、時代ごとに陸や、海で生活する恐竜を観察、撮影する仮想記録映画となっている。

 最前列で鑑賞した宜野湾市の山本奈々子さん(小6)と理科と社会が好きな理仁さん(同)、算数が得意な考志朗さん(小3)は、始まる前から期待が膨らみ興奮の様子だった。

 映画が終わり質問の時には大勢の子どもが元気よく挙手。両手を挙げる子、「はい、はい」と飛び上がる子もいた。映画に出てくる船のその後を心配し質問するなど、かわいらしい質問であふれていた。

 サラーン博士は絶滅した化石からの記録を用いて古代から現代に至る進化の過程を研究している。

(小山猛三郎通信員)