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コラソン、粘るも一歩及ばず アースフレンズに22-24 ハンドボールJHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは11日、東京都のアリーナ立川立飛でアースフレンズBMと今季第7戦を行い、22―24で敗れた。通算成績は6敗1分け。

 激しい守備でけん制し合う中、両チーム共にパスミスが目立ったが、ボールを回す精度の差が結果に出た。コラソンは序盤にリードするも、2点差を付けられて前半を終えた。後半、最大5点差を付けられながらも1点差まで追い付く意地を見せたが、相手GKの好守に阻まれた。

 次戦は12日午前11時半から東京都のアリーナ立川立飛で富山ドリームスと対戦する。


 琉球コラソンは「どうしても勝たないといけないという気持ちで臨んだ」(東江正作監督)試合だったが、シーズン初勝利はかなわなかった。失格者を出すほどの激しいアースフレンズBMの守備に、攻めきれず接戦を落とした。

 相手の不安定な立ち上がりの隙を突き、序盤5分の時点で3点のリードを奪うが、味方シュートからのカウンターで約5分後に追い付かれる。相手選手の2分間退場による数的有利を生かし切れず、逆転を許し、一進一退の展開で少しずつ競り負け、2点差をつけられて前半を折り返した。

 後半は、リズムを取り戻した相手チームに開始3分で4点差まで離された。1点返すが退場が重なり、2人少ない状況で無人のゴールにシュートを決められる。その後、相手選手が退場し数的有利に立つが、逆に決められ5点差に。3得点立て続けに決めるなどし2点差まで追い付き、残り3分で髙橋翼が決めて1点差となるが、これがラストシュートになった。

 東江監督は「数的有利にあるときの攻撃精度が低く、コンビネーションも乱れていた。(試合後)もっと一丸になってプレーしないとダメだと、選手を鼓舞した。もう後がない今の状況をエネルギーに変えて、まずは一勝をする」と次を見据えた。

(藤村謙吾)