卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは11日、秋田市のCNAアリーナ★あきたで静岡ジェードに3―1で勝利し、開幕4連勝とした。
第1マッチのダブルスは有延大夢・周雨(シュウ・ユウ)が0―2で敗北。第2~3マッチのシングルスは張本智和と吉村真晴がそれぞれ3―0でストレート勝ち。第4マッチのシングルスは周が静岡の松下大星を3―1で下し、勝敗が決した。アスティーダは12日午前11時から江戸川区総合文化センター大ホールでKM東京と対戦する。
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琉球アスティーダの勢いが止まらない。周雨(シュウ・ユウ)が鉄壁の返球で試合を制し、張本智和は今季無敗のまま。2度目の静岡ジェード戦でも勝ち星を重ね、開幕4連勝を成し遂げた。
第1マッチのダブルスで敗れた周は、2―1でチームの勝利目前の第4マッチを戦った。前の試合では単複ともに敗れ、負け続きだったが、第1、2ゲームを調子よく奪取した。前後左右に駆け回るラリー戦も周が優勢、ストレート勝ちも見えた。
しかし相手に粘られ第3ゲームを失うが、第4ゲーム、高速のラリー戦は落とさなかった。連続失点もあったが、最後は素早くバックハンドで鋭く返球。崩れた相手が打ち返した球はオーバーとなった。自らの手でチーム4連勝を決め、周は安堵(あんど)の表情を見せた。
周は「競って勝つと、自分もチームも調子が上がる」と力を込める。張一博監督は「紙一重の試合ばかり。一戦一戦を頑張りたい」と言う。無敗のアスティーダ。このまま連勝記録を伸ばし続けられるか。
(名波一樹)