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与那国教育長に寺村有美恵氏 女性は23年ぶり2人目<人事>


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与那国町に教育長に就任した寺村有美恵氏(与那国町教育委員会提供)

 【与那国】沖縄県与那国町議会(崎元俊男議長)は3日、臨時会を開き、元与那国中学校校長の寺村有美恵氏(62)を町教育長に充てる人事案に全会一致で同意した。就任は3日付で、任期は2026年8月2日まで。町教育長に女性が就任するのは2000年以来23年ぶりで、2人目となった。

 寺村氏は1961年生まれ。与那国町祖納出身。沖縄国際大短期大学部卒。87年に石垣第二中で教員となり、与那国町立久部良中などで教諭を歴任。17年から与那国中学校校長を務め、22年3月に定年退職した。

 寺村氏は「学校現場での35年間の経験を生かし、子どもたち、先生たちが安心できるような教育行政に務めていく」と抱負を語った。教育長は前任の教育長が今年3月18日に任期満了となって以来、不在だった。

(照屋大哲)