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コラソン、シーズン初白星 逃げ切って念願の勝利奪取 富山に28-26 JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは12日、東京都のアリーナ立川立飛で富山ドリームスと今季第8戦を行い、28―26で今シーズン初勝利を飾った。通算成績は1勝6敗1分け。

 コラソンは試合開始直後から3点を先制するなど順調な滑り出しで、追い上げる富山に逆転を許さず、5点差で前半を終えた。後半は相手の積極的な攻めに押され、2点差まで迫られる苦しい展開となったが、スローを確実に決めるなど加点を重ねて逃げ切った。

 3カ月のブレークを経て次戦は11月12日午後3時から浦添市のANAアリーナ浦添でトヨタ車体と対戦する。

 ◇ハンドボール 日本リーグ(12日・アリーナ立川立飛)
▽男子
琉球コラソン(3)
 28―26(16―11,12―15)
富山ドリームス(0)


 「このままでは1勝もできない。とにかく勝つことに集中しよう」(東江正作監督)と、3カ月間のブレーク前の最後の試合に挑んだ琉球コラソン。念願だった1勝をもぎ取った。序盤2分半で3点を先制。台湾出身で身長192センチのパン・エンジャーが高さを生かしたプレーで4得点を奪うなど、順調に加点を重ね、6点差まで離した。追い掛ける富山ドリームスに逆転を許さず、5点差で前半を折り返した。

 後半は、富山がGKを下げて7人攻撃を仕掛けるなど、積極的な攻めで流れをつくった。コラソンは相手GWの堅い守りにも阻まれ、一時は2点まで差を詰められるなど苦しい展開となる。しかし、仲程海渡が7メートルスローで得点を確実に決めるなどして点数を重ね、逃げ切った。

 東江監督は「1勝できてほっとしたが、相手の変則的な守りに対し、ノーマークの状態が長く続かず、得点に結びつかなかった。守りも攻めも今後は見直し、もっと攻撃的に泥臭くやっていくプレーを再構築したい」と先を見据えた。

(岩切美穂)