アスティーダ、今季初の黒星 エース張本も初黒星 次戦、修正力が鍵 KM東京に2-3 Tリーグ


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 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは12日、東京都の江戸川区総合文化センター大ホールでKM東京に2―3で敗北し、今季初の黒星となった。

 第1マッチのダブルスは吉村和弘・有延大夢が1―2で敗北。第2マッチのシングルスは張本智和が3―0でストレート勝ちを収めた。第3マッチのシングルスは吉村真晴が0―3で敗北したものの、第4マッチのシングルスは周雨(シュウ・ユウ)が3―2で勝利し、2―2で東京に追いついた。1ゲームで勝者を決めるビクトリーマッチへもつれ込んだが、張本が林〓儒(リン・ユンジュ)に9―11で惜敗した。

 アスティーダは19日午後2時から、石川県の小松総合体育館で金沢ポートと対戦する。


琉球アスティーダ―KM東京 ビクトリーマッチを戦った琉球アスティーダの張本智和=12日、江戸川区総合文化センター大ホール(琉球アスティーダ提供)

 琉球アスティーダは2―3で惜敗し、今季初の黒星を喫した。開幕戦で勝利したKM東京との再戦は、ビクトリーマッチで張本智和が敗れ、5連勝を逃した。

 第1マッチを失い、第2マッチを戦った張本がストレートで勝利。その後、アスティーダは第3マッチを奪われたが、周雨(シュウ・ユウ)が粘り勝って2―2。ビクトリーマッチへとつないだ。

 最後の戦いを任されたのは、ここまで開幕無敗のエース張本。相手は東京の林〓儒(リン・ユンジュ)だ。まずは張本のサービスから2得点。出だし好調で、失点してもリードは許さない。ラリー戦も緩急を使い分けて制した。台外へ出た球に、相手もカウンターを放つがネットを越えられず6―4。張本はガッツポーズをみせた。しかしすぐに4連続失点で初のリードを許してしまう。力強いフォアなどで9―9へ追いつくが、林の高低差のあるサービスエースで、東京が勝利に王手を懸けた。相手サーブから始まり、張本はフォアで反撃を狙うも、拾いきれずに球は床へ落ちた。

 張本とチームは今季初の敗北を喫した。ダブルスでは4連敗が続いており、次戦までに修正できるかが注目される。

(名波一樹)

※注:〓は日ヘンに「句」の「口」が「二」