九州中学校体育大会は12日、各県で競技を行った。空手形で仲本明香里(金城2年)が女子個人2連覇と、同団体(川田くくる、金城朋花)との2冠を成し遂げた。男子団体の山内(島袋琉心、花城康龍、仲宗根輝明)が伊良波との県勢対決を制して栄冠を手にした。1年の島袋は同個人も頂点で2冠。柔道団体は男女の南風原がそろって3位に入った。
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先週の全国大会に続き、山内(島袋琉心、花城康龍、仲宗根輝明)が10日の九州大会でも男子団体形で栄冠をつかみ取った。決勝の相手は同じ県勢の伊良波。山内は日本一の勢いをそのままに25・66を獲得し、伊良波に1・66差をつけて勝利。島袋は1年生ながら同個人でも優勝し、2冠を成し遂げた。
台風6号の影響で全国大会以降、3人で練習する時間がほとんど取れなかったが、試合への感触は薄れていなかった。伊良波は県大会の決勝でも戦った。その時と比べ技術力が上がっていると感じられたが、山内は「気にしないで、自分たちのやることに集中する」(島袋)と、精神を整えて臨んだ。
3人は迫力を保ちながらも、滑らかにいくべきところは緩急を付けるなど息の合った形を披露し、伊良波を退けた。島袋は「全国でも優勝しているので、九州でも勝つ自信はあった」と手応えを見せる。秋には県新人大会制覇があり、今よりも技を磨いていく。
(砂川博範)