琉球新報社 
【宮古島】米ハワイ・マウイ島の山火事で甚大な被害が出ていることを受け、マウイ郡と姉妹都市の宮古島市は14日、市役所職員向けに義援金の協力を呼び掛けた。市民からは「とても心が痛い」などとマウイ郡の被害を心配する声が上がっている。旧平良市が1965年に姉妹都市を結び、合併後の宮古島市も友好関係を深めてきた。市民に協力を呼び掛けることを含め、さらなる支援策を協議している。
市とマウイ郡は、フラダンスのイベントなどでも交流を深めてきた。フラダンスサークル「ハーラウフラオ プアエナ宮古」の垣花恵子さん（40）は「東日本大震災の時、マウイのアーティストたちが真っ先に立ち上がりチャリティーイベントを開催した。今、そのお返しをする時だと多くのフラダンサーが思っている」と話した。
フラを踊る時、曲の意味を指す「メレ」を大切にしているという。「今はマウイ島の曲を踊ることで、差し伸べられる手を多くしたい」と話した。（沖田有吾、友寄開）
