![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/002/202308/aeee02bb4df1da940d82f4e7a0d27722.jpg)
沖電工杯第57回県サッカー祭り(主催・県サッカー協会、琉球新報社、特別協賛・沖電工)のD組(女子の部)は13日、うるま市の具志川運動公園多種目競技場で決勝までを行った。上位6チームによるトーナメント決勝は、沖縄市女子サッカークラブがヴィクサーレ沖縄FCナビィータを2―0で下し、優勝した。沖縄市女子はリーグ戦を含む全試合無失点で勝ち上がった。同祭りには30チームが出場し、11~13日の3日間、リーグ戦などを行った。上位トーナメントに上がれなかったチームによるリーグ戦は、コザ高Bチームが制した。(記録は後日掲載)
序盤得点で主導権 攻撃的布陣でボール支配
社会人を主体とする沖縄市女子サッカークラブが序盤で得点を重ね、試合の主導権を握り続けた。前半5分、小波津美結の左からのクロスをFW喜友名あいが合わせ、大会通算5得点目となるゴールを決めた。その7分後には、左足のけがで出場時間に制限があったFW宮城璃央がヘディングでペナルティーエリア内にいた守備をかわし、2点目を決めた。女子サッカー強豪のコザ高や美里高などの「エースが集まったチーム」が貫禄を示した。
前回大会より試合時間が10分短縮したため、序盤から積極的に点を取りに行く攻撃的サッカーで勝ち続けてきた。決勝ではより攻撃的な布陣に変えた。ショートパスをつなぎながら相手の守備ラインが上がったところで、ロングパスで裏をかく戦術でボールを支配した。
後半は選手の足が止まる時間が増えたが、DF比嘉由里花とGK外間沙希を中心に相手エースを封じ込めた。主将の我部志季は「選手の多くが高校時代に九州を経験しており、経験値の勝利だ」と仲間の奮闘をたたえた。チームが次に見据えるのは11月の市郡対抗女子サッカー大会の優勝だ。我部は「より攻撃のパターンを増やし、ボール支配率を高めたい」と力を込めた。
(吉田健一)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/002/202308/1e5b2a79c8bece3f85a2bc8435c67569.jpg)