當山全伸東村長は15日、2期目の就任あいさつのため県庁で玉城デニー知事と面会した。當山氏は、過疎対策として進めているリゾートホテル誘致に向け、浄水場の再整備による水道供給の増加が必要だとして県の協力を求めた。
東村によると、川田浄水場の規模を広げ、新たな経済活動を支援できるように浄水量を増やす。完成目標は2026年度。改修により、県企業局が今年3月に村へ転用した水利権量1日当たり350立方メートル分の浄水が新たに可能になる。
當山村長は「世界自然遺産登録を活用し、富裕層をターゲットに振興につなげたい」とした。
玉城知事は「東海岸に癒やしのイメージをつくることは、沖縄観光の選択肢を増やすことにつながる」と述べ、浄水場改修には言及しなかったが、ホテルの整備には理解を示した。
(知念征尚、武井悠)