沖縄尚学、準々決勝は慶応(神奈川)と対戦 19日の第1試合 同校初の夏のベスト4懸ける


この記事を書いた人 Avatar photo 與那嶺 松一郎
沖縄尚学―創成館 ベスト8進出を決め、高らかに校歌を歌う沖尚の選手たち=16日、兵庫県の阪神甲子園球場(小川昌宏撮影)

 第105回全国高校野球選手権記念大会第10日は16日、兵庫県の阪神甲子園球場で3回戦4試合が行われ、県代表の沖縄尚学は創成館(長崎)と第1試合を戦い、5―1で勝利した。沖尚は夏の甲子園では2014年の第96回大会以来、9年ぶり2度目の8強入りを決めた。県勢の8強入りは15年大会の興南以来、8年ぶりとなった。

 同校として初となる夏の4強入りを懸けた準々決勝は、大会第12日(19日)の第1試合(午前8時開始予定)で慶応(神奈川)と対戦することが決まった。
 
 創成館との試合は六回まで両校ともに無失点の投手戦が続いたが、沖尚は七回表、知花慎之助が先制適時二塁打で均衡を破ると、八回にも大城和平の3点適時二塁打などで4点を追加し、5―0とリードを広げた。その裏に1点を返されるが、東恩納蒼が後続を断ち切り2試合連続の完投を果たした。
 (砂川博範)

 沖縄尚学・比嘉公也監督の話 いい形で連打が出て先制点につながった。相手投手の継投は頭に入っていて、代わったところがチャンスだと思っていた。夏はまだ超えたことのない8強を超すんだとの強い意気込みで選手たちが頑張っているので、信じてまた戦いたい。

 沖縄尚学・佐野春斗主将の話 自分たちの野球を簡単にはさせてくれない良いチームだった。(先発の福盛投手は)もっと変化球を使ってくると思っていたが、序盤は直球で押された。次戦に向けては、まずはしっかりバットを振ることと、守りでは少ない失点で抑えられているのでそれを継続する。