郵便局に「まちの保健室」 本島南部初、週1で看護師らが相談応じる 沖縄・糸満


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「まちの保健室」で血圧測定を受ける市民=糸満市の糸満郵便局

 【糸満】日本郵便と県看護協会、県は8日、糸満市と連携して「まちの保健室」を糸満郵便局に設置した。週1回、住民の健康、子育て、介護などの悩みに看護師らが応じる。郵便局への設置は県内4カ所目。本島南部地域では初めて

 交通が不便な地域や医療機関が少ない地域で、住民が心身の悩みを気軽に相談できる場を提供する。骨密度や血圧、体脂肪の測定もでき、必要に応じて行政などにつなぐ。

 開設セレモニーで日本郵便沖縄支社の金城努支社長は「健康に不安があるが、病院に行くことをためらう人らに活用してほしい」とあいさつ。當銘真栄市長は「連携し対応する。積極的に利用してほしい」と述べた。

 設置は来年2月27日までの毎週火曜午前10時~正午、午後1~3時。事前予約は、電話070(3161)8762、県看護協会へ。
 (岩切美穂)