
児童虐待の撲滅に取り組む市民運動「オレンジリボン運動」の2023年度公式ポスターデザインコンテスト(認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク主催)がこのほど行われ、糸満市のグラフィックデザイナー・島尻一成さん(56)の作品が最優秀賞に選ばれた。作品は運動啓発するポスターとして全国で活用される予定となっている。
一般・ユースの2部門に全国から合計787点の作品が寄せられた。島尻さんは街並みを放射状に配置し、その中に笑顔の子どもを描いた。連帯した地域の輪の中で優しく見守られることで、子どもたちが太陽のように明るく輝き、健やかに育ってほしいという願いが込められている。グラフィックの上には「子どもの心と笑顔を守るために。」と書かれている。
審査員からは「かわいい子どもと街を端的に表示しているので、目を引く」「コピーで、やんわりと厳しい社会問題を伝えていることが分かるところもいい」といった評価があった。
島尻さんは「虐待の痛ましい報道を目にするたびに心を痛めていた。ポスターを通じて、児童虐待の問題を考えるきっかけにしてほしい」と訴えた。
(小波津智也)
