沖尚、ベスト4ならず 慶応に2ー7 夏の甲子園・準々決勝 


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
沖縄尚学―慶応 4回1死ニ塁、先制の本塁打を放つ沖尚の仲田侑仁=19日、兵庫県の阪神甲子園球場(小川昌宏撮影)

 全国高校野球選手権大会は第12日の19日、兵庫県の阪神甲子園球場で準々決勝を行い、第1試合で沖縄代表の沖縄尚学は慶応(神奈川)に2-7で敗れ、夏の甲子園初のベスト4進出はならなかった。沖尚は4番仲田侑仁の本塁打で2点を先制したものの、先発の東恩納蒼が六回に慶応の強力打線につかまり、逆転負けを喫した。

 沖尚は四回裏、先頭の2番佐野春斗がヒットで出塁すると、犠打で1死二塁とした後、4番仲田がレフトスタンドへ本塁打を放ち、2点を先制した。

 沖尚先発の東恩納は四回までに7三振を奪うなど好調な立ち上がりを見せ、前半は慶応を無失点に抑えた。

 だが、六回表、1死満塁のピンチで慶応の4番加藤右悟に走者一掃のタイムリーを浴びるなど集中打を浴び、2番手の儀部皓太朗にマウンドを譲った。慶応はこの回一挙6点を奪った。

 沖尚は伊波慶治朗、照屋希空と投手をつないで反撃を狙ったが、慶応投手陣の前に打線がつながらなかった。