伝統の彩り、一堂に りゅうぎん紅型展が開幕 コンテスト受賞者を表彰


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第32回りゅうぎん紅型デザインコンテストの受賞者や関係者ら=22日、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館

 伝統工芸「紅型」の振興や若手工芸家の育成などを図る、第32回りゅうぎん紅型デザイン展(琉球銀行主催、琉球新報共催、日本トランスオーシャン航空協賛)が22日、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館内県民ギャラリーで開幕した。第32回りゅうぎん紅型デザインコンテストの応募作品と過去の受賞作品の計90点を展示している。入場無料。27日まで。

 22日はオープニングセレモニーと表彰式が開かれ、第32回コンテストで受賞した8人に賞状や賞金などが贈られた。一般枠の大賞に選ばれた赤嶺耕平さん(22)=南風原町=は「自身の探究心を大きな海でデザインしようと思った。今後も自分らしい作品が作れるよう頑張りたい」とあいさつした。20歳以下の学生が対象となる未来枠の優秀賞に輝いた西濱萌さん(17)=首里高3年=は「高校入学前から挑戦したいと思っていた。入賞できてとてもうれしい」と笑みを見せた。

 時間は午前9時~午後6時(金・土曜は午後8時、最終日は午後5時まで)。

 本紙でも、25日付朝刊で受賞作品の特集を掲載する。
 (小波津智也)