北朝鮮が「人工衛星」の打ち上げを日本に通告していたことに関連し、政府は24日午前3時54分、沖縄県を対象に全国瞬時警報システム(Jアラート)を発表し、「北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられる」として建物への避難を呼び掛けた。同4時7分には2回目のJアラートで「午前4時ごろに太平洋に通過したものとみられる」と速報し、避難の呼び掛けを解除した。ミサイルの破壊措置の実施はなかった。
沖縄県庁防災危機管理課によると、午前4時半現在、警察、消防、海上保安庁、先島の5市町村から被害の報告はない。県は午前8時半から危機管理対策本部会議を開催する予定。
首相官邸で会見した松野博一官房長官は「沖縄県付近の上空を太平洋へ通過したと推定される」と述べた。