「選手、5メートルあった!」 バスケW杯、県内各地で歓迎ムード 北谷でレセプション 沖縄


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歓迎レセプションで乾杯する玉城デニー知事(前列右)ら大会関係者=24日、北谷町のダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート(ジャン松元撮影)

 FIBAバスケットボールワールドカップ2023が25日から沖縄市で開幕することに合わせて、県内各地で歓迎ムードが高まりつつある。県などでつくる開催地支援協議会らは、出場8チームの関係者を招いた歓迎レセプションを北谷町のダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾートで開いた。泡盛の鏡割りが行われ、空手演武などが披露された。

 レセプションに出席した玉城デニー知事は「皆さまへ沖縄の文化や芸能を紹介し、最大限のうとぅいむち(おもてなし)をもって歓迎する」とあいさつを述べた。

 アフリカ北西部カボベルデのバスケットボール連盟副会長のスゥエリー・ネベスさん(40)は「沖縄は遠いが、母国と気候が似ている。とても良い歓迎を受けられてうれしい」と笑顔で話した。

 期間中、那覇市と沖縄市、北谷町、宜野湾市に設置されるファンゾーンでは、パブリックビューイングの準備が進んでいる。各地とも連日午後3時半からオープンする。

 那覇市の奥武山公園では、大型モニターが2台設置された。スタジアムの隣には特設のバスケットゴールも登場し、開幕への機運を盛り上げた。

 サテライト会場の一つとなる沖縄市の沖縄こどもの国には、既に大型ビジョンが設置され、飲食店が数軒並んでいた。

 家族3人で来園した浜川小2年生(7)=北谷町=は、近所のスーパーで「フィンランド」と英語で描かれたシャツを着た人を目撃したという。「選手だと思う。5メートルあった!」と興奮して話した。
 (梅田正覚、小川昌宏、古川峻)