沖縄コロナ、推計1940人 6週ぶりに増 入院患者は減で医療フェーズ引き下げ(8月14~20日)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県は24日、14~20日に県内54定点医療機関から報告があった新型コロナウイルスの患者が前週比50人増の413人だったと発表した。定点医療機関あたり7.65人で1週間の患者総数(推計値)は1940人だった。6月末から6週連続で続いた感染者報告数の減少傾向は途切れた。

 20日時点の入院患者は215人。重点医療機関で確保するコロナ専用病床597床の入院患者は139人で、県全体の病床使用率は23.3%。

 入院患者数の減少を受けて県は24日、重点医療機関の病床確保数を定めた医療フェーズを引き下げた。本島はフェーズ5(524床)から4(372床)となる。宮古と八重山は4(26~27床)から3A(21床)となった。新型コロナの定点報告では、6月26日から7月2日に記録した定点医療機関あたり48.39人をピークに減少が続いていた。24日に対応した高嶺公子感染症総務課長は「(今週の結果は)増加というより横ばいという認識」と説明した。
 (嘉陽拓也)