日本代表の初戦が始まる バスケW杯、世界11位のドイツに挑む パリ五輪出場権を懸けた戦いがスタート


この記事を書いた人 琉球新報社
熱戦を繰り広げる日本とドイツの両チーム=25日、沖縄アリーナ(小川昌宏撮影)
ドイツとの初戦が始まるのを前に、円陣を組む日本代表=25日、沖縄アリーナ(小川昌宏撮影)

 沖縄市の沖縄アリーナで開幕したFIBAバスケットボールワールドカップ2023は25日午後9時10分、1次リーグE組の第2試合、日本対ドイツの試合が始まった。日本代表はアジア最上位に与えられるパリ五輪への出場権を懸けて、強豪ぞろいとなったグループEの各国に挑む。

 日本の先発は富樫勇樹、渡辺雄太、馬場雄大、ジョシュ・ホーキンソン、原修太。ドイツは世界ランク11位と日本よりも格上。米プロバスケットボールNBAで活躍するデニス・シュルーダー(ガード)を中心とした攻撃への守りと、得意とする速い攻撃へと切り替えられるのかが日本代表の鍵となりそうだ。

 トム・ホーバス監督は前日の会見で、シュルーダーをドイツの「エンジンだ」と警戒感を示し、対策をとってきたと説明した。24日午後の練習後、記者団の取材に応じた日本代表フォワードの富永啓生は「(シュルーダーを)どれだけ止められるのかが、チームとして大事になってくる」と語った。

 W杯の開幕戦となったE組の第1試合は、世界ランク3位の優勝候補オーストラリアが98-72でフィンランドを下し、白星発進した。