気象庁によると、非常に強い台風9号は27日午後6時現在、フィリピンの東海上をゆっくりとした速さで南南東に進んでいる。今後発達しながら沖縄の南に進んで30日頃に沖縄地方に接近し、先島諸島の沿岸海域では29日から次第にしけ、30日からうねりを伴い大しけとなる見込み。
27日午後6時現在、台風9号の中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。中心から半径95キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となり、中心の南東側280キロ以内と北西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
マリアナ諸島にある熱帯低気圧は今後、発達しながら24時間以内に台風となって北西に進み、9月1日ごろから沖縄地方に接近する恐れがある。進路によっては、大東島地方は1日からうねりを伴った大しけとなる恐れがある。
(嘉陽拓也)