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ウエディングの仕事体験「焦ったけどちゃんとできた」 北谷の児童21人が司会やヘアメークに挑戦 沖縄


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沖縄ブライダルモード学園の学生が演じる新郎新婦から、花束と手袋を受け取るアテンド業務担当の児童(中央)=13日、北谷町のセントレジェンダ沖縄のチャペル

 北谷町のチャペル、セントレジェンダ沖縄で13日、町内の小学校に通う21人の児童が結婚式の運営体験をした。同町にある専門学校沖縄ブライダルモード学園が主催した仕事体験企画で、学生が演じる新郎新婦の式を、子どもたちが運営した。学生の助けを借りながら司会、ヘアメーク、エスコート、カメラマンなど全ての業務をこなし、本番さながらの緊張感の中で式を進めた。式終了後は新垣紀子校長から修了書を受け取り、達成感に満ちた笑顔を咲かせた。

 子どもたちは同日朝にチャペルに集合し、各担当に分かれて予行練習をした。約1時間後の本番では、保護者らが客席を埋めた。学生はサポート役に徹し、子どもたちは戸惑ったり緊張したりしながらも、細かく目配りして円滑に式を進めた。新婦のドレスの裾の乱れに気付いてさっと直す子もいて、新垣校長は「200万点の式でした」と拍手を送った。

 アテンド役で参加した北谷小5年の上間叶葵(かのあ)さん(11)は「本物の場所(チャペル)で、本当にウエディングの仕事をしているみたいだった。とっても緊張したけど、かっこいい仕事だなと思った」と満面の笑みで話した。同小5年の又吉希維さん(11)は「みんなの前で新婦に手袋をつけるのがとても難しかった。焦ったけどちゃんとできた」と、ほっとした様子で語った。
 (嘉数陽)