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比嘉紗里衣が初アルバム「つむぐ」発売 9月1日に福岡公演


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待望の初アルバムをリリースした比嘉紗里衣=9日、沖縄市FMコザ

 【沖縄】県内外で活動の場を広げ、次世代の歌姫と期待されている比嘉紗里衣の待望のファーストアルバム「つむぐ」が4日、リリースされた。

 比嘉はうるま市石川出身、1990年生まれ。祖父の影響で10歳から三線を習い、20歳から三線の師匠の下、本格的に歌手への道を歩み出した。ファーストアルバム「つむぐ」には、ラジオ沖縄主催の新唄大賞で作詞賞を受賞したポップナンバー「あいえーなー」や「おぼろ月」「さくら」など8曲を収録しており、その内3曲はライブ音源となっている。

 タイトルの「つむぐ」には比嘉のつらいリアルな体験や家族、応援してくれた人々への感謝と愛、人生の道しるべが凝縮されている。透明感あふれる歌声は聞く人を優しさ、いやし、安らぎで包み込み、まさにメッセージ性が紡ぎ出されている。

 初アルバムについて「時間がかかった分、濃密に仕上がった。熱い思いを届けたい」と話す。作詞・作曲にも挑戦したのが「INURI」で、軽快な曲調の民謡も含め幅広いジャンルをカバーできる歌手を目指す。

 初アルバムの披露ともなる福岡公演が来月1日にあり、3日には長崎で開催される「南の島の音楽祭」の舞台に立つ。

 アルバムは2千円(税込み)。問い合わせは沖縄市のキャンパスレコード、電話098(932)3801。
 (岸本健通信員)