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海兵隊チームはダンク次々と バスケBリーグユース選手が沖縄合宿 嘉手納基地内で対戦も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
全米大学体育協会(NCAA)1部のテキサス大の選手がいるチームと戦うBリーグクラブユースチーム=8月26日、米軍嘉手納基地(提供)

 FIBAバスケットボールワールドカップ開催に合わせ、スポーツウェアなどを扱うアンダーアーマーの日本総代理店、ドームが8月24~26日、県内でBリーグユース選手12人を集めた合宿「UA NEXT JAPAN」を開いた。次世代アスリートの強化を目的とし、琉球ゴールデンキングスU18から選手3人が参加した。女子日本代表アシスタントコーチの鈴木良和さんらを招き、世界基準のトレーニングを実施した。選手はW杯も観戦した。

 26日は「沖縄だからできること」として、米軍嘉手納基地内の体育館でカデナハイスクールや海兵隊チームとも対戦した。米側からの要望で全米大学体育協会(NCAA)1部のテキサス大のメンバーも海兵隊チームに混ざった。日本の選手にとっては世界最高峰の学生リーグの選手と対戦する機会となった。

米軍嘉手納基地であった試合でレフェリーを務めた金城寿さん(左)と照屋勝也さん(右)=26日(提供)

 試合はカデナハイスクールとは57―57で引き分け。海兵隊チームには次々とダンクシュートを決められ、大差で敗れた。レフェリーを務めたキングスU18アシスタントコーチの金城寿さん(50)は「bjリーグで笛を吹いていた時の感覚がよみがえった。高さ、フィジカルがあり、ハイレベルな試合でとても勉強になった」と収穫を話した。

 金城さんのほか、アメリカンスクール教諭でバスケ指導者の照屋勝也さん(37)もレフェリーを務めた。金城さんは「県内のレフェリーにもこのような試合で笛を吹くチャンスがあることを知ってほしい」と話す。照屋さんは「信頼できるメンバーと笛を吹くことができた。この経験を沖縄の子どもたちに還元したい」と喜んだ。
 (古川峻)