![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/002/202309/a1a01eb6ea4b49c4ee64d82a38c0b6ed.jpg)
バスケットボール男子ワールドカップ(W杯)の日本代表は2日の順位決定リーグO組最終戦のカボベルデ戦に向けて1日、沖縄市内で調整した。取材に応じた比江島(宇都宮)は相手の印象について「身体能力が高い」と警戒しつつ「粗い分、付け入る隙はある。速い展開に持っていきたい」と狙いを語った。
世界ランキングは日本が36位で、初出場のカボベルデは64位。NBAでプレー経験がある221センチのE・タバレスを擁し、平均身長198センチは日本より6センチ高い。タバレスを中心に堅い守備と、ゴール下の強さを併せ持つ。1次リーグではベネズエラに勝利しており、日本にとっては侮れない相手となる。
前日練習では、ベネズエラ戦で活躍した比江島慎や、河村勇輝らがリラックスした雰囲気でシュート練習をした。8月31日のベネズエラ戦で右肩を負傷した馬場は別メニュー調整だった。注目の一戦を前に代表への関心は高まっており、体育館には選手の出待ちをするファンで人だかりができた。
1次リーグでの勝利を含め日本のW杯での2勝は1967年ウルグアイ大会以来、56年ぶりとなった。
順位決定リーグは1次リーグ各組3、4位が4チームずつ4組に分かれ17~32位を決める。1次リーグで同組のフィンランドとは対戦しないが、成績は持ち越す。通算2勝2敗の日本は負けても他のアジア勢の結果次第で五輪出場権を得られる。