日本代表、前半終えカボベルデに50―37 バスケW杯 


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日本-カボベルデ 第1Q、ダンクシュートを決める渡邊雄太=2日夜、沖縄アリーナ(小川昌宏撮影)

 FIBAバスケットボールワールドカップ2023の順位決定リーグO組の日本―カボベルデ戦は2日午後8時10分、始まった。日本は勝てばアジア最上位を確実とし、パリ五輪への出場が決定する。日本は河村勇輝、比江島慎、渡辺雄太馬場雄大、ジョシュ・ホーキンソンが先発。前半戦を終わり、50―37と日本の13点リードで折り返した。

 日本は1クオーター(1Q)序盤にセンターのジョシュ・ホーキンソンのフリースローで先制。だが、カボベルデの長身センター、E・タバレスにボールを集められゴール下で競り負け、追う展開が続いた。スリーポイントなどで一時は8点差まで広げられたが、ホーキンソンや、途中出場の富永啓生のスリーで粘り、17ー19で終わった。

 2Qは残り9分10秒で、吉井裕鷹のアシストからホーキンソンのレイアップで逆転。ホーキンソン、河村のスリーなどで徐々に差を広げた。河村が左サイドからドライブで抜き、ファウルを誘い、バスケットカウントを獲得。河村はドリブルでのアタックを繰り返し、レイアップを決めた。残り4分43秒にはドリブルで速攻へ向かうところで、相手がアンスポーツマンライクファウルを獲得し、フリースローも落ち着いて沈めた。

 圧巻だったのは、富永啓生。このクオーターだけで3本のスリーポイントやフックシュートなどを沈めて13得点。1Qにも1本のスリーを決め、前半戦で16得点と両チーム通じて得点トップに立っている。最大17点差まで広げた。