元キングス山城さん、県外からのW杯ボランティアに逸話を紹介 沖縄・豊見城


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琉球ゴールデンキングス元選手の山城吉超さん(後列左から2人目)と、FIBAバスケットボールワールドカップのボランティア参加者ら=8月28日、豊見城市民体育館

 【豊見城】沖縄に根付くバスケットボール文化への理解を深める目的で、琉球ゴールデンキングス元選手の山城吉超さん(38)の講話が8月28日、豊見城市民体育館であった。

 日本財団ボランティアセンターが主催し、沖縄アリーナで開催中のFIBAバスケットボールワールドカップにボランティアとして8月29、30日に県外から参加する10人が対象。同センター公式サイトの募集などで集まった10~50代の男女が、山城さんの現役時代などの話に耳を傾けた。

 山城さんは立ち上げ当初の琉球ゴールデンキングスの様子や、県内各地にあるストリートコートで外国人とプレーしたエピソードなどを紹介した。

 参加者は活発に質問を投げかけ、けがでバスケから離れているという女性が、山城さんが現役時代にけがから復帰できた理由を尋ねると、「応援してくれる人の存在やもう一度コートに立ちたいという思いがあった。指導者など、バスケットとの関わり方はいろいろある。ゆっくりでいい」と答えた。

(上江洲仁美)