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パリ五輪へ 喜びのカチャーシー舞う バスケW杯 北谷のビーチや沖縄市のパブリックビューイング会場


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
日本代表がゴールを決め、盛り上がるファンら=2日、沖縄市の沖縄こどもの国

 【中部】バスケットボール日本代表のパリ五輪出場をかけた大一番が繰り広げられた2日。沖縄市の沖縄こどもの国と北谷町サンセットビーチのファンゾーン(パブリックビューイング)には、バスケファンらが再び集結した。試合序盤こそリードを許し、緊張が走ったが、日本が逆転してリードする展開に入ると声援の音量も増し、「フォー」と叫び声が上がるなど熱気はピークに。日本代表が勝利を決めた瞬間、割れんばかりの拍手が上がり、カチャーシーを舞う人もいた。

 集まった人が「ニッポン、ニッポン」と繰り返した沖縄こどもの国会場。沖縄市から訪れた知念綾乃さん(35)は最大15点差からの逆転劇を繰り広げたベネズエラ戦に感動し、駆け付けた。「歴史的瞬間が見られたのがうれしい。地元開催最高」と喜んだ。

日本の得点に歓声を上げるパブリックビューイングの観客ら=2日、北谷町美浜のサンセットビーチ

 北谷町美浜のサンセットビーチでは、第4クオーターにカボベルデが点差を縮め、一時は不穏な空気が流れたが、勝利の瞬間には観客らはカチャーシーを踊り喜んだ。南風原町から来た新城宏次朗さん(23)は「とても興奮する試合だった。危ない瞬間もあったけど、自力でパリ五輪出場は歴史的快挙だ」と話した。親川健太さん(24)は「ベネズエラ戦であまり見れなかった富永の活躍を見ることができて良かった。目指せパリ五輪金メダル」とエールを送った。

(島袋良太、金城大樹)