小さな「チョンダラー」も大活躍 伊江島で旧盆エイサー 女性も力強く 沖縄


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
鮮やかな衣装に身を包み、勇壮なエイサーを披露する伊江村青年会=8月29日、伊江村川平

 【伊江】伊江村青年会(並里帆貴会長)の旧盆巡回エイサーが8月28、29日の両日、村内9カ所で行われた。新型コロナの影響で2020、21年は中止されていた。昨年は伊江村野球場で1公演のみ開催し、4年ぶりに通常開催となった。

 約40人の踊り手が鮮やかな衣装に身を包み、掛け声と地謡の歌三線に合わせて力強く太鼓を響かせた。照明や音響、募金係の裏方に約20人の青年会員やOBらも協力し、演舞を支えた。

小さなチョンダラーも登場し、会場を盛り上げた

 伊江島エイサーは手踊りがなく、女性も男性に交じって大太鼓やパーランクーを手にし、力強いばちさばきを披露する。踊り手の額には大粒の汗が光った。2人の小さなチョンダラーも登場し、会場を盛り上げた。

 各公演場所には多くの村民をはじめ旧盆を島で過ごす帰省客らが訪れ、勇壮な演舞に見入っていた。

男性に交じってパーランクーを打ち鳴らす女性会員ら

 村の公式ユーチューブチャンネル「伊江島タッちゅん」を通じて演舞の様子が生配信された。

 並里会長は「多くの観客の前でエイサーを披露し、楽しんでもらえて良かった」と語った。