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県と国の対応「注視していく」 最高裁判決を受け宜野湾市長、名護市長


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(左から)名護市の渡具知武豊市長=4日、名護市役所、宜野湾市の松川正則市長=4日、宜野湾市役所

 【宜野湾・名護】「是正の指示」を巡る県と国の訴訟で県の敗訴が確定したことについて、普天間飛行場がある宜野湾市の松川正則市長と移設先の名護市の渡具知武豊市長は4日、それぞれ記者団の取材に応じた。

 松川市長は辺野古移設について「街のど真ん中に基地があることが移設の原点だ。日米が合意してから27年になる。これ以上の我慢はできない。市民に申し訳ないという思いだ」と答えた。

 その上で県の敗訴が確定したことについて「(移設が)大きく動くのではないかと期待している。県と国の動向を注視し、今後、県と調整、相談したい」と述べた。

 渡具知市長は「県と国の対応を注視していく」とこれまでと同様の姿勢を示した上で、どのように立場を示していくかと問われ「工事が進んでいくことは明らかだ。久辺3区を含めた地域住民の生活環境をしっかり守っていく」と述べた。
 (増田健太、名嘉一心)