琉球新報、PR TIMESと提携 沖縄県内の企業の広報発信を強化


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 滝本 匠
業務提携を発表するPR TIMESの高田育昌パートナービジネス開発室長(右)と琉球新報の潮平芳和専務=那覇市の琉球新報社

 琉球新報社は6日、プレスリリース配信サービスの「PR TIMES」(東京、山口拓己社長)と正式に業務提携を締結した。沖縄関連のリリースを琉球新報デジタルのウェブサイトに掲載する。沖縄の地元企業の情報発信に寄与するのと同時に、琉球新報デジタルのコンテンツ強化にもつなげる。県内メディアとの提携は初。

 琉球新報社は昨年末から、PR TIMESの沖縄関係のリリースをサイトに上げていた。正式提携で今後は、「琉球新報プログラム」として県内企業1社につき、半年間で3本まで無料でプレスリリース枠を提供できる。

 締結式で琉球新報社の潮平芳和専務は「弊社を通して県内企業の価値の向上、売り上げの向上につなげたい。PR TIMESの活用を積極的に呼びかけて、一緒になって沖縄経済全体の活性化につなげたい」と述べた。PR TIMESの高田育昌パートナービジネス開発室長は「提携を待ち望んでいた。沖縄もコロナの影響は大きく、そこから回復する中で沖縄の事業者の取り組みを県内外に届けるお手伝いをしたい」と話した。

 PR TIMESは、企業のプレスリリースをメディア向けの報道資料として配信している。国内最多のプレスリリース数を誇り、月間3万3千件に及ぶ。利用企業は累計8万3千社を超え、約54%が上場企業。提携メディアは230以上あり、全国紙のほか地方紙各社とも連携している。

 地方メディアの提携は琉球新報で29社目となる。(滝本匠)

PR TIMESのリリース