ハワイ山火事でマウイ支援に約1100万円寄付 沖縄協会、今月中に送金


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(右から)ハワイ沖縄連合会の仲宗根ブランドン次期会長(右端)と小橋川クラリス会長(右から2人目)に約1100万円分の目録を手渡す沖縄ハワイ協会の知花千亜希事務局次長(同3人目)と大山盛嗣事務局長(左端)=現地時間4日、ハワイ州オアフ島ワイパフのハワイ沖縄センター

 米ハワイ・マウイ島の山火事を受けて、現地を訪れている沖縄ハワイ協会(OHK、大城浩会長)の大山盛嗣事務局長らは4日(日本時間5日)、ハワイ沖縄連合会(HUOA、小橋川クラリス会長)に支援金約1100万円の目録を贈呈した。今月中に送金する予定。

 OHKはマウイ山火事復興支援「ちむぐくる・プロジェクト」として広く寄付を呼びかけ、8月22日~9月1日の10日間で、県民や県内企業を中心に計1千925万64円が集まった。そのうち500万円は、読谷村の沖縄ハム総合食品からの寄付だった。

 贈呈式でOHKの大山事務局長は「本年度末まで寄付金を募り、沖縄の人々の心がマウイの人々とずっと一緒にあることを伝えたい」と話した。
 HUOAの小橋川会長は「マウイに住む私たちの友人や家族のために沖縄の人たちがいち早く手を差し伸べてくれた。とても感謝している」と語った。
 また同じ席で、那覇市の泉崎旗頭保存会が10万円を寄付、県議会が100万円の目録を贈った。

 現地メディアによると、マウイ島の山火事で氏名が判明しているだけでも385人が行方不明のままという。8月29日時点で約6千人がホテルなどの宿泊施設での避難生活を強いられている。さらに、山火事の影響で水道水が化学汚染されている可能性があることから、ラハイナなどでは飲料水の配給が続いているという。(比嘉璃子通信員)


 米ハワイ・マウイ島の山火事で多くの犠牲者が出ていることを受け、沖縄ハワイ協会は引き続き2024年3月末まで、支援金を募っている。同協会のちむぐくる・プロジェクトとして、口座振り込みで寄付を募る。
 また沖縄ハワイ協会では、マウイ復興支援プロジェクト「ゆいまーるマウイ基金」として、オンラインで海外から直接支援金の送金を受け付けている。

詳細は下記URLから。

沖縄ハワイ協会のHP https://sites.google.com/hawaiikyokai.org/home

ゆいまーるマウイ基金のサイト https://www.gofundme.com/f/yuimaaru-maui-fundraiser