大麻所持の疑いで男子中学生を逮捕 浦添署が入手先を捜査 県教育長「薬物乱用の低年齢化に強い危機感」


この記事を書いた人 琉球新報社

 沖縄県浦添署は7日、沖縄本島中部の公園で約0.1グラムの大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で中学3年の男子生徒(14)=本島中部=を逮捕したと発表した。「自分で吸うために持っていた」と容疑を認めているという。逮捕は8月3日。

 逮捕容疑は6月28日午前8時25分ごろ、本島中部の公園で大麻を所持していた疑い。

 浦添署によると、公園内で友人の少年と4~5人で寝ていた中学生を、通報を受けて駆け付けた警察官が職務質問し、所持品検査をしたところ、ポーチの中にパケ袋があり、紙で巻かれた植物片が入っていた。中学生と一緒にいた少年は所持していなかったという。

 中学生は「自分で購入した」と話しているという。同署が大麻の入手先などを捜査している。

 中学生が大麻取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、沖縄県教育委員会の半嶺満教育長は「薬物乱用の低年齢化が進んでいる事態に強い危機感を抱いている。これまで保健体育の授業をはじめ、学校教育活動全体で薬物乱用防止教育に取り組んできた。改めて学校、家庭、地域、警察などの関係機関と危機感を共有し、薬物乱用防止教育を徹底する」とコメントを発表した。