県は7日、8月28日から9月3日に県内54医療機関から報告のあった新型コロナウイルス患者数は前週比178人増の637人で、定点当たり11.80人だったと発表した。3週連続で増加し、1週間の総数(推計値)は2990人だった。
平良勝也ワクチン・検査推進課長は、定点当たり人数が1カ月ぶりに10人を超えたとして「インフルエンザなら注意報レベル」と説明。「夏休みの各種イベントで緩やかに増加しているので、感染状況を見て注意喚起していきたい」と話した。
3日時点の入院患者数は210人(重症者4人)。重点医療機関のコロナ専用病床597床の入院患者は142人。病床使用率は県全体で23.8%。圏域別は本島24.0%、宮古32.4%、八重山11.1%だった。年代別の定点当たり人数は、10歳未満が1.67人と最多で、80代以上を除く全ての年代で前週を上回っている。
(嘉陽拓也)