キングスが圧倒 TKbjリーグ第15戦


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 プロバスケットボールTKbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区3位=10勝4敗)は28日、石川県の松任総合運動公園体育館で金沢武士団(サムライズ)(同7位=9勝7敗)と今季第15戦を行い、91―59で勝利して連敗を脱出した。

 第1クオーター(Q)はイバン・ラベネルがミドルレンジからシュートを決め、先行した。第2Qに入ると金沢にリバウンドを奪われ、劣勢に。9点差を詰められ、26―26の同点にされた。しかしキングスはタイムアウト明けにドゥレイロン・バーンズの3点シュートを決めるとラベネル、山内盛久らが連続得点で圧倒。42―26で第2Qを終えると、後半も勢いを保ち、逃げ切った。金沢との第2戦は29日午後1時から同体育館で行われる。

琉球ゴールデンキングス(11勝4敗)
91―59(21―13,21―13,26―14,23―19
金沢武士団(9勝8敗)

◆警戒して試合に入った
 伊佐勉監督(キングス)の話 金沢が勢いに乗っている中で相手のホームに乗り込む形だったため、雰囲気に飲まれないように十分に警戒して試合に入った。ミスももちろんあるが40分間、選手たちが準備してきたことをやり続けたことが、勝因だと思う。

◆隙なし、突き放す
 先週のホーム・京都戦で2連敗を喫したキングス。今季初参入ながら京都、滋賀、大阪を破り、勢いに乗る金沢を相手に隙のないバスケで圧倒し、連敗を2で止めた。
 「40分間の中で自分たちのバスケットを展開できている時間帯が多かった」と喜多川修平。ボールと人が動き続け、スムーズにパスがつながった。第2クオーター(Q)途中にはリバウンドが拾えず、攻撃のリズムを崩して最大9点差を詰められて同点にされたが、落ち着いていた。
 ドゥレイロン・バーンズの3点シュートを皮切りに素早いパス回しを取り戻した。これまでリングに嫌われていたシュートも決まりだし、16点。試合を一気に決めた。
 14リバウンド22得点と活躍したイバン・ラベネルは「京都戦から守備、攻撃ともに修正され、本来目指すべきバスケットに近づけたと思う」と胸を張り「毎試合、良い部分と改善点が見つかるので、それを必ずプラスにできるように明日も戦う」と連勝を誓った。