生まれ島で還暦、恩師と節目祝う 北大東小47期、再会喜ぶ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
北大東小学校47期・中学校23期卒業生が開いた「還暦祝賀会」=11月22日、北大東村字中野の宿泊施設ハマユウ荘

 【北大東】北大東小学校47期・中学校23期卒業生は11月22日、還暦の節目に北大東村内の宿泊施設ハマユウ荘で還暦祝賀会(上間政喜実行委員長)を開催した。同村のふるさと活性化交流事業の一環で、6回目の開催となる。「生まれ島で還暦祝いを」の呼び掛けに島在住の同期生5人のほか、島外から13人と中学時代の恩師知念一男さん(71)が来島し19人の参加となった。

 祝宴で鬼塚三典副村長は「この機会に同期生や島民と交流を深めていく中で、今後の島の振興発展につなげていきたい」とあいさつした。
 村では島の活性化へ交流人口を増やすことは重要な課題だとし、今後も還暦同期会への支援を実施する方針を示している。
 同期生らは久しぶりの再会を喜び、思い出をたどるスライドショーでは、当時のことを懐かしく振り返り、歓声を上げながら思い出話に花を咲かせた。
 43年ぶりに群馬県から帰省した吉村三智子さん(旧姓鬼塚)は夫や娘と共に家族3人で来島。整備された道路や畑など、すっかり様変わりした島の発展に感動しながらも「元の家が残っており、雨水タンクや離れ小屋がまだ使われていた。よくサトウキビ畑の手伝いもした。ずっと島への思いを抱きながら機会がなくて、今回の企画があって帰省することができてとてもよかった」と、村や関係者に感謝した。