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【宜野湾】アメリカ人とアジア人の両親がいる子どもたちの通うNPO法人アメラジアンスクール・イン・オキナワのスクールフェスティバルが11月21日、宜野湾市の同校で開かれた。
ことしは初の学園祭スタイルで開かれ、生徒がダンスや料理、展示物などを紹介し、来場した家族や地域住民へ学びの成果を披露した。
同校には現在、幼稚園から中学3年まで計85人が通う。フェスティバルでは、各クラスごとに出し物を決めてプログラムを作った。
中3クラスは「イタリアの画廊」と題して、イタリアの芸術作品や歴史を紹介した。イタリアの手作りお菓子やサンドイッチ、スープを料理して来場者に振る舞った中学3年の伊野波さやさん(15)=うるま市=は「みんなが喜んで食べてくれるのでうれしい」と笑顔で話した。
小3クラスは中国などアジア風の衣装を身に着けて扇子を片手にダンスを披露した。観客はかわいらしい踊りに笑みを浮かべ、拍手を送った。小学3年のローレンマリー・ディアズさん(9)=那覇市=は「クラスのみんなで上手に踊れたので楽しかった」と話した。
そのほか、お化け屋敷やエイサー、ビデオ上映、三線演奏もあった。
アメラジアンスクールは、日本語講師やイベント時のボランティア、運営資金の支援を呼び掛けている。問い合わせは同スクール(電話)098(896)1966。