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プロ見据え 成長誓う 高知中央高・金城知之

プロを目指して大学で成長することを誓う高知中央高校の金城知之=1日、高知市の同校(平安太一撮影)

 プロ入りを決めた親友の背中を見詰め、左腕は成長を誓っている。ことしのプロ野球ドラフト会議でヤクルトから4位指名を受けた日隈ジュリアスが在籍する高知中央高(高知市)。野球部でこの夏までエースナンバーを背負っていたのは、東風平中出身の金城知之(3年)だ。高校卒業後は城西大(埼玉県)に進んで野球を続ける。「大学の4年間で力を付けて、ジュリアスがいるプロの世界に入りたい」と目標を見据えている。

 小学1年で野球を始めたころから投手一筋で歩んできた。「自分が投げた1球からプレーが始まることが魅力だ」とマウンドに立ち続ける理由を語る。友寄ムムクラーズ、東風平中の軟式野球部でプレーを続け、「よりレベルの高い環境でやりたい」と考えて高知中央高に進んだ。
 チームには同じ沖縄出身の日隈もいて、「何度も帰りたいと思ったけどジュリアスが一緒だったから頑張れた」。友の支えを力に変えて日々の練習に励んだ。日隈も「(金城は)同じ左投手なのでライバルでもあるけど、一番の理解者でもある。いい仲間だ」と頼りにしていた。
 2年の8月に始動した新チームからエースナンバーを託された。「みんなに認められる投手になりたい」と決意を込めて挑んだ新人大会で優勝すると、秋季大会でベスト4、春季大会は決勝で強豪の明徳義塾を破って頂点に立った。しかし最後の夏はベスト8で終わり、「甲子園に行けなかったことが何よりも悔しかった」。試合ではスタミナ不足から打ち込まれ、「もっと体力づくりをしなければ」と課題が見つかった。
 日隈がプロ志望届を出した一方で、「今の力ではプロで通用しない」と大学で技術を磨く道を選んだ。「真っすぐの切れをよくして、ストレートで空振りを取れる投手になる」と大学で強化したいポイントを挙げる。そして、「いつかはジュリアスに追い付いて、追い越したい」とプロの世界で活躍する日を思い描いた。(平安太一)