巣立つ子、感謝の腕比べ 北大東村で秋葉宮祭 親子対戦に大声援


社会
この記事を書いた人 田盛 良一

 【北大東】火の神を祭り無病息災を祈願する例祭「秋葉宮祭」が11月23日、北大東村字南の秋葉神社で行われ、多くの村民が参拝に訪れた。

真剣な表情で勝負する親子角力対決=11月23日、北大東村の秋葉神社
対決腕相撲に臨む親子=11月23日、北大東村の秋葉神社

 秋葉神社境内では恒例の奉納相撲が行われ、幼稚園児から小学生までの取組や、中学生・一般の沖縄角力が繰り広げられた。中学生の部は仲宗根悠人さん(中3)が3連覇を達成、一般の部は松原徹さんが優勝した。
 中学最後の思い出にと、恒例となった中学3年男子の親子対決角力や女子の親子対決腕相撲が大きな見もの。お世話になった方々との「のぞみじまー(望み相撲)」も盛り上がった。ことしは、生まれ島で還暦祝いを迎えた一行も観戦するなど子どもたちを激励した。
 15の春には11人が島を巣立つ。挑戦する子どもたちが親やお世話になった方々へのメッセージを読み上げると感動や笑いの連続。たくましく成長した子どもたちと、「まだまだ子どもには負けないよ」と自信を見せる親たち、両者の取組に境内には大きな声援が飛び交った。(上地順子通信員)