金城 美智子 
【宮古島】２０１５～１６年産サトウキビの製糖操業が８日、宮古島市下地の沖縄製糖宮古工場で始まった。同日午前、製糖開始式があり、多くの関係者が豊作、事故や災害がないように祈願した。
沖糖によると同工場管内の今期のサトウキビ生産量は前期比７４４トン増の１３万４千トンを予想。５度の台風襲来に加え、夏場の少雨傾向など厳しい天候が続いたが、早期の塩害、干ばつ対策やイネヨトウ防除などが奏功し、「被害を最小限度にとどめた」とした。
砂川玄悠専務・工場長は「年内操業は２年連続で、心からうれしい。地下ダムの水利活用と早期の春植え・株だし管理を徹底し、安定した増産体制をつくりたい」と話した。
工場では正月休みをはさみ、２月末まで操業する計画だ。
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