オカリナで貢献「今後も」 久貝さんにコロニー大賞贈呈


この記事を書いた人 志良堂 仁
照屋義実実行委員から賞状を受け取る久貝友子さん(左)=9日午前、那覇市のザ・ナハテラス

 自立に向けて積極的に活動している障がい者に贈る第20回沖縄コロニー大賞の贈呈式と記念祝賀会(同大賞実行委員会主催)が9日、那覇市のザ・ナハテラスで開かれ、音楽を通した社会貢献活動で同賞を受賞したオカリナ講師の久貝友子さん(61)=与那原町=に賞状と賞金100万円などが贈られた。久貝さんは「この賞に恥じないような活動を今後も続けていきたい」と抱負を語った。

 久貝さんは左上肢と両下肢機能に障がいがあり、幼少期から養護学校に通った。講師を務める一方、姉殉子さん(64)と「久音の会」を設立し、福祉施設や学校で慰問活動をしている。
 沖縄コロニー大賞は今回で終了し、実行委は時代に即した新たな障がい者らの顕彰を検討している。佐久川清美事務局長は「『障害者のひたすらな姿に光を当てる』というコロニー大賞は役目を終えるが、福祉や障がい者に関わる新たな顕彰を考えたい」と話した。