教育

混合名簿の推進確認 高教組がワークショップ

 高教組(福元勇司委員長)は11月19日、那覇市古島の教育福祉会館でワークショップ「性別で分けない名簿にしよう!」を開いた。教職員約60人が参加。県立高校の多くが男女別に名前を並べる名簿を導入している中、性別で区別されることに「生きづらさ」を感じる生徒への配慮や人権感覚を養成する観点から、男女混合名簿の必要性を確認した。

次年度の導入を推進するため、校内での学習会実施の提案もあった。
 男女混合名簿は、生徒を性別ではなく五十音順などで表記する名簿。各学校の職員会議などで導入を判断している。県教育庁によると8月時点で、特別支援学校と泊高校を除く県立59校のうち19校(32・2%)が導入。全国平均8割に比べると低い。県教育庁は3月に、男女混合名簿の実施を推奨する文書を各教育事務所と県立高校に出している。
 ワークショップ参加者からは、生徒を男女別に分ける機会の多い養護教諭や体育教師から、男女混合名簿に難色を示す声も一部にあるという指摘も。これに対して他校の教員は「習熟度別の授業では、既に男女混じった名簿を作っているが混乱はない」と指摘した。
 参加者からは性同一性障害など性的少数者の生徒が、名簿で性別を区別されることに葛藤を抱えているという報告もあった。別の教諭は「男女混ぜて名簿を作ろうと提案すると複雑な印象を与える。五十音の名簿を作ろうと呼び掛けてはどうか」と呼び掛けた。