「歴史と伝統を発展」 南城・船越小 盛大に70周年祝う


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 【南城】南城市立船越小学校(兼島景秀校長)の創立70周年記念式典が11月25日、同校体育館で開催された。1945年にかやぶき校舎でスタートした環境も見違えるほどに変わり、大勢の父母らが参加して栄えある式典を迎えた。

 徳山徹記念事業期成会事務局長は3557人が巣立った経過を報告。新屋清美会長が式辞を述べた。兼島校長は「大きな歴史に包まれて先人の築き上げてきた輝かしい歴史と伝統を継続し発展させ、子どもたちの健やかな成長を目指していく」とあいさつした。
 続いて新屋会長から兼島校長に記念事業品目録の贈呈や、歴代校長3人、PTA会長5人、高額寄付社代表8人に感謝状が手渡された。
 古謝景春南城市長、宮城末義県島尻教育事務所所長、山城馨市教育長(代読)が、それぞれ祝辞を述べた。知念杏美児童会役員が「諸先輩方のおかげで勉学、スポーツに励むことができ、これからも頑張る」と感謝の言葉を述べた。
 祝賀会に移り船越、愛知、前川各支部合同出演のかぎやで風節の歌三線と舞で幕開け。空手やフラダンス、伝統芸能保存会による農村若者、アヤグのほか青年会のエイサーが披露され、全員でカチャーシーを踊って祝いを締めくくった。
(知花幸栄通信員)

伝統芸能などが披露されにぎわった創立70周年祝賀会=11月25日、南城市の船越小学校