志村恵氏が死去 元県議会議長、元自民県連会長


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 元県議会議長で自民党県連会長などを歴任した志村恵(しむら・けい)氏が11日午前10時30分、心不全のためうるま市の県立中部病院で死去した。95歳。本部町出身。本籍は宜野湾市普天間。告別式は13日午後3時から4時30分、宜野湾市普天間1の27の11、普天満山神宮寺で。

 終戦直後の混乱期に沖縄民政府工務部に採用、琉球政府で建設運輸、通商産業、総務の各局長、沖縄下水道公社総裁を歴任。各種基盤整備、行政機構の整備、下水道事業の基礎を築いた。72年6月に県議に初当選し6期務め、84年から1期議長を務めた。議員活動では戦後処理問題などの解決に努め、全国都道府県議会議長会会長も務めた。2000年に県功労者表彰。1月の宜野湾市長選で出馬表明している志村恵一郎氏の父。