コラソン5連敗 JHL 6位変わらず


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは13日、静岡市中央体育館で湧永製薬と対戦、21―24で5連敗を喫した。通算成績は3勝5敗となり、順位は6位のまま。

 22~27日の日本選手権を挟み、コラソンの次戦は来年2月11日午後2時から沖縄県立武道館で、現在7位の豊田合成と対戦する。(観客数1308人)

湧永製薬(4勝1分け3敗)
24―21(12―12,12―9)
琉球コラソン(3勝5敗)

◆決定力不足を露呈
 5連敗。重い数字に琉球コラソンの東長濱秀吉監督も「守備はオーケー。でもあれだけ点が取れないのはセンスがないとしかいえない」と嘆き節だった。
 前半は互いに流れをつかみきれず耐えた。後半は一進一退の攻防に。コラソンは高めの守備で相手の攻撃のテンポを崩し、対する湧永製薬はGKの好セーブで対抗した。
 明暗を分けたのは5分を切った終盤だ。3点を追うコラソンは一線守備への切り替えが奏功し、速攻につなげたがノーマークシュートを連続で外し、みすみす勝機を逃した。
 この日、サイドへの展開はほとんどなく狭いスペースでの攻撃が目立ち、試合が進むにつれてパスやシュートの精度も落ちていた。相手より11本も多いシュートを放ちながら決め切れなかった。リーグは中断期に入り、22日から日本選手権が始まる。「まだ試し切れていない戦術もある。全部出し切って(リーグ)後半戦につなげたい」とコーチ兼任の水野裕紀。なんとか負のムードを断ち切り、息を吹き返したい。