【中国時報】少子化深刻入学者ゼロ 大学院、54博士課程


社会
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 台湾政府教育部(文科省)が4日に発表した2015年度の大学および大学院の入学手続き率によると、台湾大学など国立有名校を含む54の博士課程で、入学者がゼロであったことが分かった。関係者は少子化の影響が大きいとみている。

 入学者ゼロだったのは、台湾大学の演劇、生命科学、海洋などの4コースや、清華大学の先端光科学技術、統計の2コースなど。専門分野は多岐にわたるが、特に統計学の人気が低迷しており、清華、交通、成功、中央の4国立大学の博士課程で入学者がゼロとなった。
 教育部はこの結果を受け、来年度の博士課程の募集定員を各校一律15%削減し、さらに15%を上限として各校に削減を要請した。来年度の募集定員は本年度より838人少ない5429人とすることにしている。