【中国時報】来月から週休2日 環境改善へ労基法改正


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 台湾政府労働部(省)は来年1月1日から、労働時間を2週間84時間から1週間40時間に削減し、完全週休2日制を実施すると発表した。これに伴い国定休日(祝祭日)を7日削減するが、年間の休日は総計で6日増えることになった。

 制度内容は、既に実施している公務員を対象とした週休2日制とほぼ同じものだが、一般の労働者には「労働節」(メーデー)が祝日として残されるため、休日は公務員より1日多くなる。超過勤務手当の支給や振り替え休日の実施なども明文化した。
 労働部によると、今回の労働基準法改正は過酷な労働事情脱却の第一歩で、将来的には時間外労働時間の削減、有給休暇取得の促進、12時間交代勤務制の禁止などに向け努力していきたいとしている。