全国技能五輪 中部農林・祖堅さん銀 フラワー装飾で県内初


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銀賞を受賞した祖堅江里香さん(左)ら=10日、うるま市田場の中部農林高校

 【うるま】中部農林高校(与那嶺国彦校長)の祖堅江里香さん(18)が、5日に千葉市の幕張メッセで開催された第53回技能五輪全国大会のフラワー装飾競技で銀賞を受賞した。同競技で県内から銀賞を受賞するのは初めてで、県内高校生の受賞も初。

 祖堅さんは花束、ブライダルブーケ、テーブルアレンジなどの課題を1日がかりで制限時間内にこなした。「高校生らしさを強調し、チョウのような花束をイメージした」と、作品について説明した。
 審査結果の発表の時は「足が震えて、倒れそうなくらいだった。まさか自分がとれると思っていなかったので、腰を抜かしそうだった」と振り返り、「これから就職する介護の仕事でも生かしたい」と抱負を語った。
 技能五輪全国大会は23歳以下の青年の技能レベル日本一を争う大会で、本年度は県内から11種目16人が出場した。