ノーベル賞大村氏「沖縄の健康守れた」 県医師会が感謝状


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 【東京】ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授(80)が18日、科学技術担当相を兼任する島尻安伊子沖縄担当相を訪問した。沖縄の風土病の特効薬を開発した大村氏は「沖縄の恩人」と呼ばれており、県医師会(宮城信雄会長)から感謝状が贈られた。大村氏は「沖縄の皆さんの健康を守ることに貢献できたことに私自身も喜んでいる」と笑顔で語った。

 大村氏は沖縄や奄美大島に多い風土病「糞線虫症」の治療薬イベルメクチンを開発し、沖縄に貢献したことがたたえられた。
 島尻氏はノーベル賞受賞に祝いの言葉を述べながら「沖縄科学技術大学院大学にぜひいらしてほしい」と要請した。