【伊江】第4回ハイビスカスカップ小中学生ゴルフ伊江島大会(主催・伊江村、共催・琉球新報社、伊江島カントリークラブ)が20日、伊江島CC(中学生・小学生高学年3109ヤード、パー58、小学生低学年2455ヤード、パー58)であった。
中学生女子で佐渡山理莉(久志中3年)が4アンダー54の大会新記録で、2位と7打差と引き離し2連覇を果たした。同男子は豊里裕士(恩納中2年)が1オーバー59で2位と1打差で初優勝した。小学6年生から中学2年までの男女別スコア最上位者である豊里と中学生女子2位の島袋ひの(金武中2年)は2016年8月に北海道で開催される「2016YONEXジュニアカップ第11回全道ゴルフ大会」への出場権を手にした。小学生高学年男子は仲宗根祥仁(沢岻小5年)が3オーバー61で、同女子は森口稔楠帆(屋部小6年)が4オーバー62でそれぞれ初優勝した。同低学年は前里奈々(大里南小3年)が栄冠を手にした。
◆バーディー連発、大会新/佐渡山
今大会2回連続、小学生時代も合わせると3回目の優勝を果たした佐渡山理莉(久志中3年)は、インスタートの前半をパーで折り返した後、後半1、4、6、7番に四つのバーディーを積み重ね、終始追随を許さなかった。
後半最初にバーディーを出し「このまま優勝まで行ける」と勝利を確信し始めていた。7番では10メートルを沈め、最後まで集中力を切らさなかった。
例年強い北風が吹き付けるこの大会では前身の大会を合わせた過去10年でも異例の快晴。半袖姿の選手も目立った。ゴルフに適した天候の中、佐渡山は得意のアプローチが安定し「最近はショットが思い通りに行くことが多い」と手応えを語る。
4アンダーの大会記録を出したものの目標の5アンダーにあと一つ届かなかった。8、9番のバーディーを外したことを挙げ「もうちょっと行けた」と納得はしていない。
9月に全国のライバルと参加した合宿で自らの体力に課題を感じて以来、毎日継続してきた基礎トレーニングがドライバーの飛距離を上げるなど功を奏した。
今月からはナショナルチーム入りし海外遠征の機会も増える。「大きい大会を経験して全国大会で1勝したい」と今後の目標を見据えた。